2015年7月5日日曜日

長田弘さんの詩


立ちどまる。
足をとめると、
聴こえてくる声がある。
空の色のような声がある。
「木のことば、水のことば、
 雲のことばが聴こえますか?
「石のことば、雨のことば、
 草のことばを話せますか?
     
立ちどまらなければ
ゆけない場所がある。
何もないところにしか
見つけられないものがある。

*******
 
立ちどまってもいいじゃない。

2015年6月24日水曜日

岩波ホールからもらったもの

 東京神保町にある岩波ホールはとても落ち着きがあり好きな映画館の一つだ。落ち着きがあると言う表現は、非常に渋く味のある、趣のある映画が多く上映されるため、その様な映画を好んで鑑賞に来る人たちの年齢層は、割と高めであると言った理由があって、渋好みの私が以前から好きな場所だった。それにしても、自分の年齢が上がるとともにこの渋い雰囲気が違和感なくマッチしてくるのが。。。嬉しい様な複雑なこの頃。

 さて、その岩波ホールでは先の土曜日に「沖縄うりずんの雨」と言うドキュメンタリー映画の上映がスタートしたところだったので、休みの日曜日の朝に早起きして当日の整理券を並んで確保した。案の定、並んでいる人の年齢層は割と高めで、立って待つ時間にも新聞を広げ、時事問題を取り上げた記事にじっくりと目を通していくような人がいる。この堅い感じにホッとしながら、館内では早めに席を確保した人達の隙間を埋めるように端の座席に着いた。
いつもなら大概中央辺りの後方列でみるのだが、まだその辺りの座席に空きがあるにもかかわらず、今回は右側の壁際後方からみることにした。ちょっと斜からみる感じなのだけれど、そこからはスクリーンをみた時に鑑賞している人の頭の影が目に入らないという角度だった。ドキュメンタリーだったからなのか理由は分からないが、なるべく集中してみたいという無意識の選択だったかもしれない。

 映画はペリー来航時代から現在までの沖縄を非常に丁寧に、とても分かりやすく描いている。なにかに偏ることなく様々な人の生の声を大切に繋いでいる。様々な時代、場所、立場でそれぞれが体験してきた事実を繋いでいる。4部構成でできた2時間半はあっという間で、スクリーンにエンドロールが流れてからもこのドキュメンタリーが史実のほんの一部、第一章であることを感じとり、とてつもなく大きな重い痛みの様なものを感じた。
 
 沖縄の過去と今を知ることで見えてくる日本の姿。それはどんなものか?この映画を通してしか感じられない、みえない、考えられないことがあると感じてめずらしくブログに書いてみた。今回の岩波ホールからもらったものは、いつも感じる堅さへの安心感だけでなく、日本人としての生き方の根本を考えるきっかけだった。

2015年5月10日日曜日

母の日に

帰宅しながら花屋さんをのぞくたび、今日はどこも行列ができていた。
鉢植えのカーネーションも、花束のカーネーションも、店頭に並ぶ数にかなり限りがみえていたが。。。「並んで買う時間はないのだ」と最寄り駅まで帰ってきた。頭の中では駅前のあの花屋さんで買ってから自転車に乗って帰ろうという計画があった。しかし、駅の外に出てみると日中とは打って変わってとても肌寒い。「こりゃ自転車に乗る前に防寒だ!」と首にスカーフをぐるぐる巻きにして目深に帽子をかぶったら、次はお花を忘れて自転車をこいでいた。

マンションの並ぶ一角を通り過ぎた時、暗がりに間接照明で照らされた鉢植えのカーネーションの姿が目に飛び込んで来た。「あ!」とストップUターン。小さな花屋さんで店頭には鉢植えしか並んでいない。自転車を降りて考えていると、店のお兄さんが声を掛けてくれたので「切り花はありますか?」と訊くと店の奥にまだ少し残っていた。

立派な赤いカーネーションを3本注文し、お代を手にして待っていると。。。
「2本足して5本にしておきますね。お金は3本分でサービス。もう店閉めるので。」「え!いいんですか!!うれしい!!!」お兄さんありがとう。 思ってもみないサービスと言うのは。。。本当に嬉しい!こういう事をされると、またのぞいてみようと思うのが人情なのだ。ボリュームアップした花束を自転車の前カゴに入れて家まで疾走した。

母はとても花の好きな人だったので、買って帰るとよく喜んでくれたのを思い出す。
大切な人が目の前にいるうちに「ありがとう」ってたくさん伝えておいた方がいい。

2015年4月16日木曜日

無尽蔵


カラダを動かすって楽しいな〜      遊ぶって楽しいな〜

公園でタイヤを渡ったり、
河川敷でボールを蹴ったり、
音楽に合わせて踊ったり。

こども達と一緒にいると、
こども達の感性が、
こちらにも乗り移ってくる感じです。

遊びのアイデアがどんどん出てきます。

たまに、ちょっと難しい事もあるけれど、
一本全力でダッシュしたらスッキリしちゃう事もある。
たまに、ちょっと難しい事があっても、
みんなでジャンプしたら忘れちゃう事もある。

カラダを動かすことで生まれるエネルギーは、
無尽蔵なんだな〜
こども達をみていると感じる今日この頃。

2014年9月1日月曜日

参加してみえるもの


 2014年8月21日から24日の4日間、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)の学生が中心となり行われた「地域活性化 ミニ移動大学」へ参加しに、石川県能美市に行ってきました。

内容は、学生と外部参加者で構成される4つのグループが、それぞれの担当地域(私は粟生町:あおまち)の問題点や可能性を、住民の方々との話合いや、町歩きを通して情報資料を集め、それをKJ法を活用したグループ作業を通してまとめ上げ、担当地域の具体的な活性化アイデアにつなげていくというもの。

最終日には、グループ内で考えたアイデアを住民の方々に評価してもらい、引き継ぎ、実行へと移行する。バトンを渡す所までしっかり行うという活動は、なんというか...潔いさわやかさというのでしょうか...はじめての経験なので当たり前ですが、今まで感じたことのないものを感じたのでした。

とても面白く、興味深い、タフな4日間!
充実感がありました。

 スコットランドからバネッサが参加したり、そこでしか会えない様々な方々に出会え、時間を共有できたこと(毎夜の飲み会含め)に感謝の気持ちでいっぱいです。そして、4日目のアイデア発表の日の地域住民の方々がみせてくれたイキイキした表情に、ジーンとくるものがありました。 

「こういうことを活性化というのだ」
意味を肌で感じられた経験であり、学生と地域の方達との繋がりができたことを感じるられる、本当に素晴らしい活動でした。参加させていただいて良かった。

自分の担当した町がどんな風にアイデアを取り入れ変わっていくのか...?
すでに気になっています。また、粟生町を訪ねてみよう。

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 このJAISTでの活動をご指導くださった、
山浦晴男先生のワークショップが今週末の土日、
9月6日(土)7日(日)に東京で開かれます。

地域活性化の活動中、私達のグループ作業が遅れていたために、山浦先生が手伝ってくれたときがありました。
一枚一枚の写真を手にとり、言葉にしながら模造紙上に写真の地図が出来上がって行くさまを横で見ていたら、なんというか...
濁った水の中で姿のみえなかった探し物が、水面に本当の姿で浮かび上がってくるような...そんなイメージが何度も浮かびました。すごいんだ。

ワークショップの詳細はこちら:
http://www.reservestock.jp/events/45920

写真を利用したKJ法を通して、今まで見えなかった世界が見えてくるかもしれません。
それは自分が何を見ているのかが見えてくることなのかも。
自分自身の活性化。参加してみえるもの。楽しみです。

学べる、楽しい、ためになるワークショップ!
オススメします。

2014年6月5日木曜日

うまにのる


タイヘイ君。

とても美しい栗毛色の大きな元競走馬。

不安を感ずることもなく背中に乗せてもらうと。。。高い。
見える景色が全く違う。


馬に乗る人達はこんな景色を見ていたのか。。。と、なんだか感動する。
時代劇で馬を操る俳優さんのことも密かに尊敬する。








タテガミと手綱をしっかり握ってひらりとまたがる。(イメージはひらりだった)
馬の背中の一番くぼんだ所に骨盤を立てて座る。
自分の足のかかと、座骨、頭が一直線に並ぶようなイメージ。


『膝は閉めずに、股で乗ってくださいね。』


なるほど、馬に任せる、預ける感じか、と指導員の方の言葉に納得する。

引き馬から、少し早足、90度に方向転換、ストップ、短い時間でどんどん学ぶ。

でも、なにかこうもうひとつだな。。。
と自分のカラダに目を向けると、どうもお腹に力が。

『先生、お腹はどんな感じにしておくんですか? 』
『自然にラクにしていていいですよ。』

任せているつもりで、ゆるんでいなかったお腹をゆるめ、
完全に股で乗った感覚を掴んだとたん、
両肩がガクッと下がり、
馬の動きが、私のカラダの中を通って
頭のてっぺんを抜けるような感覚に。

フワッと。
私はただ手綱を軽く掴んでいるだけで、
自分のカラダの動きを感じない。
 馬の動きそのものになったような不思議な感覚。

『うゎ、これは楽しい!!』

先生がおまけして乗せてくれた10分間で得られた感覚は病み付きに。
終わりに『ありがとう』とタイヘイ君の首、おしり、
降りてから顔を軽くたたいて挨拶。

きれいな目。
うまにのる。。。楽しい。

新体験と新発見。
乗馬後のカラダはゆるゆるでスイスイ歩けます。
ハーモニー体操をした後と似ていました。

http://www.jouba.jrao.ne.jp/information/special02/index.html

2014年5月16日金曜日

こどもたちと一緒


 みんな思いを持っている。

こどもたちの輪に入るようになって、あらためて感じています。

そう感じはじめてから出会った本は、
本当に出会えて良かったな〜と思うのです。
まだ、読んだことのない方には是非おすすめします。

日本語:自閉症の僕が跳びはねる理由
英語:The Reason I Jump

しかし、こどもを抱っこして二の腕が筋肉痛になるなんて。。。
なんて幸せなんだ!
Das Leben ist schoen !